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 映画『海角七号』特集VOL.1!ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督インタビュー

[2008年09月29日(月) /ライブ台湾]
華流ニュース  映画『海角七号』特集VOL.1!ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督インタビュー
ウェイ・ダーション監督
 

アジア海洋映画祭イン幕張の上映にあわせ来日したウェイ・ダーション(魏徳聖)監督とヴァン・ファンさん、そしてヒロインを演じた田中千絵さんのインタビューです。
ティーチ・インなどの忙しい合間をぬって現れた3人は、とてもすがすがしい雰囲気。前回よりも内容について少し詳しく質問をしてみました。本日より3日に渡り、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれた3人のインタビューをぜひご覧ください。
まずはウェイ・ダーション監督です。
明日はヴァン・ファンさん、そして明後日は田中千絵さんの予定です。


ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督

アジア海洋映画祭イン幕張で『海角七号』が上映されたことへの感想は?
とても嬉しく思います。海外の映画祭に参加できるということは、作品が認められたという喜びのほかに、現在の台湾の文化や人々、それに思想などを知ってもらえる機会ができるわけですからね。僕としては皆さんに台湾を知ってもらえることの方が価値があると思っています。

主役以外にあまり有名ではない方たちを起用した理由は?
確かに僕の映画には特に目立った俳優はいません。ですが、もっとも適した人物を配していまして、僕が思うにその点が今回の作品の一番の成功で収穫でした。
スターを起用すれば確かに映画の話題にはなります。しかし僕は、スターはいい作品から生まれるものだと思います。脚本がよく登場人物が魅力的、そして配役にピッタリの俳優がいれば、いい映画になって多くのスターを生み出すことができるはずなのです。
今回は台湾と日本にまたがるラブストーリーですから、日本人の俳優である田中千絵さんと、台湾の歌手であるヴァン・ファンを起用しました。台湾の俳優だけを使っていては新しい領域に踏み込めません。登場人物は日本人や歌手なのですから、国籍や異なる業界の人を起用してもいいはずです。それが映画に大きな幅を与えてくれると思っていました。
確かに冒険でしたが、成功したと言えるのではないでしょうか。


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音楽を通した人々の交流が描かれていますが、監督は本作における“音楽”をどのように考えていますか?
登場人物たちの怒りや不満、愛、夢を引き出すものとして音楽を使いました。
それと、新しいものと古いものをつなぐものですね。例えば台湾・南部の楽器である月器とロックの融合とかです。音楽は人々の哀しみ、怒りを解くものとして描きました。

登場人物はみんなそれぞれ心に傷を抱えていますが、なぜそのような設定を?
すべての人の人生には少しの不満と哀しみがあると思います。人間関係や恋愛、夢に対してね。観客が映画を観た人が自分を投影できるようさまざまな人間関係を設定しました。
夢を追いかけ音楽の夢を叶えた人々を通して、皆さんにどうやって問題を乗り越えたらいいのか伝えられたら、と思いました。

今回のヒットで次回作の構想にどんな影響があると思いますか?
大きな影響は確かにあるでしょうね。製作に関しては前回よりうまくいくと思います。
今は『海角七号』の宣伝などで忙しく次回作の準備はまだしていませんが、おそらく製作資金を集めるのは相変わらず大変でしょう。やりたいことを実現するのに技術の面でもいろいろと問題はでてくるでしょうし。
とりあえず、プロモーションが終わったら資金集め、俳優探し、それからロケ地を探すつもりです。

最近の台湾映画について
台湾映画界の新しくいい時代が今まさに到来している、といった感じです。素晴らしい作品が今後も出てくると思いますので、どうか期待していて欲しいと思います。

まだ青年といっていいくらい若々しい監督。しかし、作品製作に対する考えはとても理論的。時々ジョークを交えて語る朗らかな監督の外見からは想像できない底知れぬ実力に、次回作品への期待が高まります!

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