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 映画『初恋の想い出』 フォ・ジェンチイ監督インタビュー!

[2008年09月28日(日) /ライブ台湾]
華流ニュース  映画『初恋の想い出』 フォ・ジェンチイ監督インタビュー!
 映画『初恋の想い出』 フォ・ジェンチイ監督インタビュー!
 

人々の繊細な感情を美しい風景とともに描きだしてきたフォ・ジェンチイ監督が9月に来日。10月4日(土)より公開される監督の最新作である映画『初恋の想い出』について、監督の思いを語ってくれました。


フォ・ジェンチイ監督

今回、“初恋”をテーマに選んだ理由は?
“初恋”ということもありますが、今回はマラソンのような長い長い愛情を描きたかったのです。

監督の作品に出演をしたのを機に名前を知られる女優さんが多いですが、今回はすでに中国で人気の高いヴィッキー・チャオ(趙微)さんを起用されましたね。
『初恋の想い出』は舞台が都市なので、都会の雰囲気を持つ彼女がとても役に合っていると思ったのです。しかも『ロミオとジュリエット』という要素もあるので、若くて都会派のヴィッキーがいいと、決めました。

ルー・イーさんも同じ理由で起用を?
そうです。実際に彼ら二人は青春アイドルスターでしたし、映画でも舞台でも『ロミオとジュリエット』は若く美しい俳優たちが演じてこそ、二人が結ばれなかった時に観客は可哀想!と思ってくれますからね。

監督の作品は美しい風景が有名ですが、撮影場所を選ぶ時の決め手は?
作品に一番ふさわしく、そして美しい環境を選ぶようにしています。原作の舞台にはこだわりません。例えば『ションヤンの酒家』は、本来は武漢が舞台でしたが重慶の方が似合うと思いましたし、『故郷の香り』も原作の山東より江西省の方がいいと思いました。今回の『初恋の想い出』も北京の物語ですがハルビンで撮影をしました。作品に合う舞台が何よりも大切だと思っています。

『初恋の想い出』のラストはヴィッキー・チャオさんとルー・イーさん二人の表情ですべてを語らせていますが、監督は撮影前に細かい演技指導をされるのですか?
実はあまりしません。本番直前の撮影現場で“こんな感じで”と伝えるだけです。あまり事前にいろいろと語ってしまうと、俳優が準備に力を入れすぎて作りすぎた感じが出てしまうので、現場で初めて説明するようにしています。

もし撮影していて、(ちょっと違うな)と思った場合は?
やはり1回ではうまく撮れませんので、何度か撮り直しますよ。その中で一番いいシーンを選びます。

『初恋の想い出』が中国で公開された時、とても多くの若者の支持を得ましたが、自由恋愛の時代にいる彼らに受けた理由は何だと思いますか?
やはりそういった時代だからこそ、本物の愛に憧れるのでしょう。現代は自由であるがゆえに恋愛が気ままになっていて、映画のような愛が存在しないからじゃないでしょうかね。

撮影をすすめるうちに脚本の内容を変更する方が多いですよね。監督も当初の脚本を変えてしまうことはありますか? その場合パートナーでもあり脚本家であるスー・ウーさんともめるなんてことは?
変える前に話し合いますよ。妻から「脚本を変える前に必ず告知して」と言われていますから(笑)。やはり脚本というのは文字で書いてあるものですから、それをそのまま映像に置き換えることは出来ません。文字と映像には距離があります。ですので、もちろん脚本を変えることはありますし、変えるのは必要なことだと思います。

監督の過去の作品においても、今回の『初恋の想い出』の登場人物たちの部屋もどれもステキですね。小道具にもかなり気を使われていますか?
美術さんがセットをそろえますが、私の細かい要求は反映させてもらっています。ロケーションを決めた後、美術さんと「サッパリした感じ」とか「もう少し古くさく」や「モダンな雰囲気に」といったことを伝えて打ち合わせをして、そうして美術さんが作ったセットに対してもさらに細かな指示を出していますね。

画面の隅々まで監督の美意識が反映された作品を観るにつけ、フォ・ジェンチイ監督は神経質な方では・・・と思っていましたが、実際の監督はとても気さくな方。質問にも簡潔明瞭にお答えくださいました。中国の若者に人気の高い2大スターによる長い恋の物語は、画面にあふれる若々しい緑の風景とともに美しく哀しく描かれ、ひとつの結末だけが恋の成就ではないことを教えてくれます。
登場人物たちの住む部屋の細かなインテリアもみどころです。ぜひチェックを。


映画『初恋の想い出』10月4日より、渋谷シアターTSUTAYA他全国順次ロードショー

映画『初恋の想い出』
監督:フォ・ジェンチイ(「山の郵便配達」「ションヤンの酒家」「故郷の香り」)
キャスト:ヴィッキー・チャオ(「レッドクリフ」「夜の上海」)/ルー・イー(「セブンソード」「ジャスミンの花開く」)

2005年/中国映画/原題:情人結/上映時間:112分/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル
日本語字幕:水野衛子/特別協力:パラマウント・ジャパン株式会社
公式サイト:http://www.hatsukoimovie.jp

10月4日より、渋谷シアターTSUTAYA他全国順次ロードショー

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