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 映画『闘茶 Tea Fight』主演のヴィック・チョウ 来日インタビュー!

[2008年07月11日(金) / 島田亜希子/ライブ台湾]
華流ニュース  映画『闘茶 Tea Fight』主演のヴィック・チョウ 来日インタビュー!
ヴィック・チョウ 来日インタビュー!
 

6月4日、都内にて日台合作映画『闘茶 Tea Fight』に出演したヴィック・チョウに、今回の作品についてお話を伺った。この日のヴィックはとてもリラックスした雰囲気で、短いインタビュー時間にも関わらず、たくさんの質問に丁寧に答えてくれた。

まず最初に『闘茶 Tea Fight』への出演依頼の話を聞いてどう思いましたか?

「最初に脚本をもらった時は、「どうして僕に悪役を?」と、ちょっとびっくりしました。でも良く考えたら、ただの悪役ではなくて、深みのある役柄だったので、これを演じることで、また自分の演技のターニングポイントになればな、と思って、お受けしました」

この作品では、冒頭のアニメ部分に出てくる雄黒金茶の一族が青色を使って描かれていたり、ヴィックさん演じるヤンの衣装や髪の毛が青かったりと、“青”というのが役柄と大きな関係があるように見えたのですが…。

「アニメ部分が後から製作されたので、多分僕の外見を決めて、現代部分を撮った後で、アニメを作るときに、雄黒金茶の一族は僕の先祖の一族なので、青色を主調にして描いたんだろうと僕は思いますね」

後半部分、闘茶の場面で独特の拳法的な動きをされていますが、あれは何かの動きを参考にされていますか?合わせて役作りで苦労されたことはありましたか?

「まず踊りのような動きに関しては、スタッフの中に現代舞踊を教える先生がいたんです。でもその方は女性なので、女性の動きに関して振り付けをつけるのはぴったりなんですけど、男性にはもうちょっと男性らしさというものがあるということで、彼女からは基本的な動きだけを習って、あとは僕が男らしさとかちょっとカッコよさを演出するために現場で考えて動いてみました。それから性格的に肉付けをした部分は、僕が考えた部分でもあります。ただそれは台本に詳しく書いてあるので、それを読み込みました。そしてまずこの役を理解した上で、頭の中でじゃあ、どんな人間だろうというイメージを描いて、今度は自分で鏡に向って、色々表情を研究しました。僕はやっぱり、この人は、ものすごく目が、目付きの厳しさというのが必要だと思ったので、どういう角度でにらんだ感じが良いか、というのを試したりもしましたね。ただ、あんまりにも厳しすぎてもだめ、そして影がなくちゃいけない、ということで、そこを一生懸命研究しました」

ドラマと映画との違いを感じたこと、また、映画に出て役にたったことや演技にプラスになったことは?

「僕は今までずっとテレビドラマを撮ってきて、ある程度自分に能力が出来てきたな、と思って、初めて映画に出たんですね。だからテレビドラマをやってきたからこそ、やっと映画を撮れたな、というところもあると思います。それから映画というのは、一つ一つのシーン、一つ一つのカットにものすごくこだわりますよね。だから、そこでは必ず完璧な演技を要求されます。もし、何度も何度も一つのカットでNGを出してしまえば、全体の映画の仕事、スタッフに大きな影響を与えるので、結局撮影前の準備がすごく大事だということがよく分かりました。ただ、撮影前の準備ということも、今までテレビの世界で経験していたことが役立ったと思います。実際それが映画を撮ってからどう変わったかというと、自分に対してさらに要求が厳しくなりました。それが大きなところです。あと実際は、テレビドラマというのは、映画よりも大変な部分もあります。というのは、テレビドラマは30話といった具合に長く続いて、その長い期間一人の人間をずっと演じ続けていなければいけない。しかもテレビドラマというのは、色々な制約の為に、一話を撮ったかと思うと、例えば途中の何話かを撮って、またもうちょっと前に戻ったりする。そうすると実際毎回ごとに自分の役柄が、どういう心境で、そういう状態でいるかということをきちっと理解していないと混乱してしまうんです。それがすごくむずかしいところです。特にロケ地などの関係で、もうここでロケする部分はいっぺんに撮ってしまおう、ということもありますので、そうなったら全ての脚本を読み込んでいて、そしてどのシーンもキチンと撮れるようにしなければいけないので、そういう意味では映画よりも難しい部分があるかもしれないですね」

今回の『闘茶〜tea fight〜』の撮影で特に印象深かったことは?

「一番の思い出は香川さんですね。本当に香川さんとは年を越えた友情みたいなのが生まれて、特に香川さんの芝居のクランクアップの日は、本当に男二人で、ふざけあって子供のようにはしゃぎました。香川さんには、『本当にがんばってくれた』という意味もあって、皆で祝福したんですけど、あのときのことが一番の思い出です」

女性の出演者の方との思い出は?

「戸田さんは、本当に申し訳ないですけども、彼女の出番が終わりっていう日に僕の出番がなくて、彼女のクランクアップに立ち会えなかったことと、皆で遊びに行こうよって誘われても、少し疲れてたことや、あと僕って怠けものなので(笑)、ちょっとお断りしちゃったら、それが彼女の最後の日だったっていうことがあって、あぁ、申し訳なかたったなぁって思いました。今回プロモーションで日本に来たので、また彼女に会うことができるからとても嬉しく思っています。チャン・チュンニンは、すこし面白いというか、天然な部分があって、監督も意地悪で、台本に書いてないのに彼女に色んなことをやらせようとして、例えばキスであるとか、ちょっと妖しいシーンだとか、そういうのを彼女にやらせようとして、で、彼女もしっかりそれを信じて本当にやろうとするんです。(笑)」

この作品で日本人俳優と共演してみて、何か俳優として特別に今までと違ったと感じた部分があれば教えて下さい。

「僕が日本人に学んだことは、やはり仕事に対する厳しさ、それからそれぞれの仕事を非常に尊重する点ですね、例えば、監督というのは撮影現場で一番権力があって、監督がどんなことを言ってもそれを尊重しなければいけないということであるとか、あるいはそれが音に関することだったり、あるいはそれが映像に関することだったり、明かりに関することだったりすると、今度はまたそれぞれの担当者を非常に尊重するという態度に、僕は非常に学ぶことが多かったです」

この作品のテーマでもあるお茶についての質問ですが、ヴィックさんが思う中国茶の魅力とはなんですか?普段から愛飲している中国茶はありますか?

「僕もこの映画に出るまで、全く中国茶に関しては、何の知識もありませんでした。お茶は知ってますけれど、作法もしらなかったし、どのように飲むべきか、というのも知らなかったんです。でも今回この映画を通して、お茶の歴史であるとか、それからどうしてそういう作法があるのかという“道理”が生まれたということも学ぶことができました。普段は実はちゃんと時間をかけてお茶をたてて飲むっていうことはしなくて、ペットボトルで売っているお茶を飲むだけなんです(笑)」

 質問に対して、一つ一つしっかりと、そしてかなり多くの内容を入れてコメントをしてくれたヴィック・チョウ。本人がインタビューでも語っていたように、今回の作品には、今までの役者としての彼の経験が存分に生かされていたように思う。役者ヴィック・チョウの、映画という新たな世界での活躍を、今後も大いに期待していたいと思う。

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