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 直球で音を聴かせた五月天(メイデイ)来日コンサート

[2007年06月01日(金) /稲見公仁子/ライブ台湾]
華流ニュース  直球で音を聴かせた五月天(メイデイ)来日コンサート
メイデイ(五月天)
 

 メイデイ(五月天)と言えば、台湾、いやアジアきっての人気バンドと言っても過言ではないだろう。そのメイデイが、去る5月28日、Shibuya O-WESTでついに単独での来日ライブ「五月天為愛而生東京演唱會/Mayday BORN TO LOVE Live in Tokyo」を敢行した。会場のキャパシティは500名と彼らにしては小規模だが、「ファンのみんなの顔がはっきり見えるのが楽しみ。みんなと一緒に楽しみたい」(モンスター談)と彼らも日本ならではのスタイルを楽しみにしていたようす。チケットは、即日売り切れで当日券はまったくなかったが、それでも一縷の望みを抱いたファンが何人も「余り券買います」のカードを手に会場外に立ち、彼らの人気のほどを物語る。

 彼らのステージには奇をてらった演出はなかった。オープニングは、ミン(冠佑)の ドラムの音だけが響くうす暗がりのなか、メンバーがひとりずつ定位置に付いての「ワールド・クレイジー(瘋狂世界)」。軽快に飛ばし「孤独の終り(終結孤單)」へと繋いでいく。フロアではブルーのペンライトが飛び跳ねるように揺れる。ボーカルのアシン(阿信)のシャウトがクールな「香水」、おだやかなメロディラインが印象的な「天使」……上がる一方のボルテージ。そのまま休みなく豪快に9曲。さすがに、9曲目「一千の世紀(一千個世紀)」では疲れが見えたが、無駄に媚びることなく、ストレートに音で押してくるところは好感度大だ。

 9曲終えて、ようやくトークになった。まず、ギターのシートウ(石頭)から中国語と英語で、前日のMTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2007でのBuzz Asia Taiwanの受賞と、10月にワールドツアーの一環としての再来日公演決定の報告があった。続いてベースのマサ(瑪莎)が日本語で可愛らしく挨拶。いつも奥でドラムを叩いているミンが求めに応じてステージ前方に出てくると、代わりにアシンがすっとドラムの椅子に座って演奏うを開始し、ミンのボーカルで「墓仔埔也敢去」(橋幸夫が歌ったナツメロ「恋をするなら」の台湾語カバー)を1コーラス。リーダーでギターのモンスター(怪獣)は日本語で「今日は本当に嬉しいです」とファンにお礼を述べ、2階席にいたGLAYのボーカリスト・TAKUROと挨拶を交わす。自己紹介の最後はアシンで、「食べ放題大好き、ケロロ軍曹大好き」と言って大ウケだった。

 後半は、飛ばしまくった前半に比べると、遊び心の見える言動も交えた構成。新曲「離開地球表面」から始まった。終盤の“Jump!”というコールに合わせ、アシンとシートウがステージ奥の雛壇から幾度となく飛び降りる。一昨年の大ヒット曲「恋愛進行形(戀愛ing)」では、なんと途中で「サヨナラ」と言って5人とも退場。ほどなく戻ってきて、今度は「モーター・ロック(軋車)」でモンスターが頭の後ろでギターを弾いたり、マサがベースソロを聴かせたり、アシンとモンスターが飛び上がってドラムセットを叩いたり。ふと気付くと、場内は大合唱状態になっていた。メイデイの歌は、いわゆる北京語系の中国語のほか台湾語もあるのだが、台湾語曲でも歌声が聞えたのはファンの熱意のなせるワザだろう。ラストは16曲目「馬鹿(※人)」の途中、5人は楽器から離れるとファンに一礼すると、またあっさりと舞台袖へ。ファンのコールに応えて再登場し、スローバラードの名曲「優しさ(温柔)」をしっとり聴かせて笑顔で帰っていった。

 今、彼らが中華圏でコンサートを開けば、少なくとも数千から万単位のファンが動く。そんな状況下、この近距離で同じ時間を共有できるチャンスはそんなにない。彼らも、メジャーデビュー前は小さなライブハウス(パブ)で演奏していた。我々は、彼らの原点に近い音楽体験ができたのではないだろうか。10月7日のZepp Tokyoでの再来日公演は、今回の2700名と6〜7倍の規模になる。次回はどんなステージなるのか楽しみである。

【セットリスト】2007/05/28 東京・Shibuya O-WEST
1 ワールド・クレイジー(瘋狂世界)
2 孤独の終り(終結孤單)
3 人生は海のよう(人生海海)
4 強情(倔強)
5 Born To Love(為愛而生)
6 香水(香水)
7 天使(天使)
8 小さなことだけど(最重要的小事)
9 一千の世紀(一千個世紀)
10 離開地球表面 ※新曲
11 First Love?(我又初戀了)
12 恋愛進行形(戀愛ing)
13 モーター・ロック(軋車)
14 ピーター&マリー(志明與春嬌)
15 聞こえない(聴不到)
16 馬鹿(※人)
17 優しさ(温柔)(アンコール)
※は、「敢」の下に「心」
 

特設フォト・ギャラリー
http://www.livetaiwan.jp/special/20070528mayday/index.php


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