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華流で活躍する日本人Vol.1 北村豐晴 〜前編〜

[2007年05月14日(月) /ライブ台湾]
華流ニュース 華流で活躍する日本人Vol.1 北村豐晴 〜前編〜
『愛情合約』に出演の北村豐晴
華流で活躍する日本人Vol.1 北村豐晴 〜前編〜  

「華流ドラマVOD」をもっと楽しんでもらうための新コーナー「華流で活躍する日本人」。
台湾で活躍する日本人にスポットをあててご紹介いたします。
第1回目は、今週末のマイク・ハーの来日に合わせて、マイク・ハー主演の『愛情合約』に出演している北村豐晴さんをインタビュー形式でご紹介いたします。

1、『愛情合約』に出演することになったキッカケを教えて下さい。

僕が台湾で役者として出演した最初の作品が、2001年の作品で、武田真二さん主演の台湾映画 『給我一隻猫』(呉米森監督作品)です。そのとき『愛情合約』の監督は助監督として参加していました。
その作品では、5月11日から台湾で上映される『6號出口』の林育賢監督も助監督で参加していたの ですが、そこから監督、助監督たちとは今でも良い仲間としてお付き合い出来ています。
同世代ということもあって、撮影期間中に意気投合したんですよ。
それから、2年後に『愛情合約』の撮影が決まって、監督から出演の話があったんですが、僕が本来 は裏方、監督や製作の仕事に携わっているということもあって、出演の話と言うよりは脚本製作の 段階からアイディアを出し合ったりという事での参加でした。
僕の役名を決めるにあたっても、『幹久』は最初は真鍋幹久という名前だったのですが、名字を服部 にしよう!ってことになったんです。これも脚本製作中のちょっとしたノリですね(笑)
僕の出身が滋賀県甲賀郡なんですよ。台湾では『忍者』といえば日本!のイメージを代表する(笑)
『忍者ハットリくん』ですよ?(笑)あれは伊賀の忍者ですけどね(笑)
「忍者の里から来た北村くん」がスタッフの間で定着したイメージになっていたんですよね。
監督のノリなんでしょうが、おもしろいことが大好きで、ギャグも通じますし、結構ギリギリのところ までやってしまうんですよ(笑)
名前の『幹久』って日本の人にしたら普通でしょう?みきひさって読みますけど、台湾の人がこの 漢字を見たら笑いますよ?。下ネタですもん(笑)この漢字は『幹』がファックの意味に なるんですよ(笑)イメージはロングファッカーやね(笑)『久』は長いを意味する(笑)
こんなノリで名前を決めてしまったんですから(笑)製作期間中から撮影まで、楽しかったですよ〜。

2、『愛情合約』に出演した時は、台湾在住何年目ですか?

1997年に台湾に来ました。それからは映画製作を勉強するために大学へ行きました。
『愛情合約』の撮影の頃は大学生でしたね。台湾に住んで5?6年経っていたと思います。

3、なぜ、とても流暢な中国語が喋れたのですか?中国語はどのくらい勉強しましたか?

もとはと言えば、中国語を勉強するために北京に語学留学したんですが、1年間の予定でしたが 4ヶ月で台湾に移ったんです。北京で知り合った台湾からの留学生のすすめもあって。
台湾の漢字は日本とほぼ同じ、繁体字でしたから、北京の簡体字とは違って馴染みやすいという 事もあって、台湾に移り住んでからはすっかり馴染みきっています(笑)
台湾での生活は、日本人に合っていますね。
その後、国立台湾芸術大学の映画学科に入学したんですが、この大学出身の映画監督には 『悲情城市』のホウ・シャオシェンやアン・リーがいます。

4、現場のスタッフとの会話は理解できましたか?セリフはアドリブもありましたか?

監督の撮影スタイルが、現場でイメージするタイプでその場で指示が出るんですよ。
脚本はベースになっているだけですから、最初は台詞を完璧に覚えて行くのが当たり前と思って いた僕にとっては衝撃的でしたよ(笑)なんやねん!!台詞もかわんのか??ってな状態ですからね?(笑)
撮影が始まった頃にはかなり戸惑いましたけど、段々気持ちが楽になって来ましたね。彼のやり方が わかって来たら、何を望んでいるのか?が理解出来たんです。
実際に現場で役者が揃って、その雰囲気を大切にするんですよね。
型にはめて、こう演じなければいけない!という気持ちは全くない。
僕のように、何作か出演した経験がある役者にとっては、この気持ちのチェンジが上手く出来れば 非常にやりやすい現場だったでしょうが、マイク・ハーの場合は、まだあの頃は役者として 2年目でしたし、3作目だったかな?大変だったと思いますよ。
僕の方が役者としては先輩になるんですよ(笑)
真面目なんですよね、彼は。役者としてきちんと役柄を演じるという気持ちが強いタイプだからね。
台詞も当然完璧に覚えて現場に入るしね。
でも、現場のスタッフや役者仲間ともすぐに打ち解けて、段々彼らしくなってきましたね(笑)ノリはいいよ〜、 ギャグの連発も平気!一緒になってノリノリでしたよ(笑)
撮影期間は5ヶ月間だったと思いますが、役者としての彼の変化は素晴しいですよ。
監督の望むことをどんどん吸収していくので、最初の頃と終盤での演技はかなり違っているんじゃないですかね。

毎回現場でこうしよう、ああしようって話になり、もちろんリハーサルはするんですが、結局本番で演じるより、 みんなリハの方がいいんですよ(笑)監督のイメージを直感で感じ取って、最初に演じたものが一番内容がいい。
変に考えて、こうしようかな?っていう演じ方だと結局作ったものになってるんですよね。監督がイメージ 重視の人っていうだけに、役者には演じるより自然に感じ取って欲しいという撮影だったんですね。
結局、僕もマイク・ハーもこの作品のあとにもう一度共演しましたが、『結婚しようよ』も同じ監督です。
当然、撮影形態は『愛情合約』と同じですから(笑)現場!現場!ですよ(笑)監督の望むことはわかって いたので、僕たちも最初からやりやすかったですね。
ただ、マイク・ハーも僕もどんどん監督の望み通りのアドリブ連発させてしまうタイプでしから、 これはヤバイ!という事に気がつきました。
撮影時間が延びるんですよ?(笑)『愛情合約』の5ヶ月撮影なんて異例でしょう。
通常台湾での1本のドラマを撮影するとしたら、20話で3ヶ月が平均ですからね。
『愛情合約』も最初は23話あったんですよ。撮ってるうちにそうなって(笑)
最終的には20話に編集したんですけどね(笑)

■プロフィール■

北村豐晴(キタムラトヨハル)

1974年5月18日生まれ、32歳。滋賀県出身。人生の転機となるアジアへの第一歩はいまから約10年前の1997年7月。
高校卒業と同時に大きな夢を抱き大阪で落語家への道を踏み出した。現在は、台湾に移り住んで10年目、 彼の関西弁に独特のいいまわしがあるのは、落語家としての表現手段である人をひきつける語り調が染み付いている。

国立台湾芸術大学映画学科在籍中に、役者として参加した映画『給我一隻猫』(呉米森監督、武田真治主演)が デビュー作。この時期、『給我一隻猫』の助監督だった『6號出口』の林育賢監督と『愛情合約』の 許肇任監督に出会う。その後、2004年に『愛情合約』(許肇任監督、マイク・ハー主演)、2006年には 『結婚しようよ!』(許肇任監督、マイク・ハー主演)、そして『白色巨塔』(蔡岳勳監督、 ジェリー・イェン主演)にも出演している。

台湾からアジアに躍進する日本人俳優の先駆者として、今後は映画監督にも挑戦していく。

■出演作品■

・ドラマ
『心動列車』(2002年)
『寒夜續曲』(2003年)
『愛情合約』(2004年)
『香草戀人館』(2004年)
『家有菲菲』(2004年)
『惡作劇之吻』(2004年)
『白色巨塔』(2006年)
『結婚しようよ!』(2006年)

・映画
『給我一隻猫』(2002年)
『再看我一眼』(2005年)
『タイムトリッパー』(2006年/日本映画)

・ショートムービー
『神的孩子』(2004年)
『生命狂想曲』(2005年)
『酒店小姐的麻將派對』(2006年)


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