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今年注目の華流スター(5)ジョセフ・チェン

[2007年02月21日(水) / ライブ台湾/稲見 公仁子]
華流ニュース 今年注目の華流スター(5)ジョセフ・チェン
 昨年12月2日に行われたファンミーティングの為に初来日したジョセフ・チェン

『薔薇之恋〜薔薇のために〜』
『Magic Ring〜愛情魔戒〜』
『イタズラなKiss〜惡作劇之吻 〜』

 すらりと伸びた188センチの長身に、やわらかそうな長髪。薄めの唇にきゅっと上がった口角。どこか冷たそうでもあり、人懐こそうでもあり、ちょっと意地悪でイタズラっぽくも見える。ジョセフ・チェン(鄭元暢)は、一筋縄ではいかない。

 昨今の若手俳優の多くがそうであるように、ジョセフもモデル出身だ。彼が所属しているのは、台湾でも超一流のモデルクラブ“CATWALK”。そこでジョセフは、モデルという仕事を通して表現すべきものを、彼なりに考え、高いプロ意識を持って仕事に取り組んでいた。そこまで強い意識の持ち主である彼がそれだけで終るはずはない。似て異なるジャンルの表現者・俳優となったのは必然だろう。

 俳優デビューは、『薔薇之戀〜薔薇のために』(03)原作:吉村明美著「薔薇のために」小学館 フラワーコミックス(オフィシャルHP)の葵役。異母兄と異父姉に恋する屈折した青年・葵の、静的かつ毒のある美しさの奥にたぎらせた情熱をうまく表現していた。本人は監督に言われたとおりにやっただけだと言っているようだが、言われたとおりに出来ない人もいるなか、新人でこの役を演じられたことは評価できるはずだ。
 だが、この役のイメージが強すぎたのか、続く『撞球小子(原題)』(04)では視聴率がいまいち。でも、そんなムードもあるなかで出演したシチュエーションコメディ『安室愛美恵(原題)』(05)での弾けっぷりは実に見事。助演だが、他にはない可能性を感じさせた。

 ジョセフにとって大きな出会いと言えるのは、『Magic Ring〜愛情魔戒〜』(05)に続く主演ドラマ『イタズラなKiss〜惡作劇之吻 〜』(05)原作:多田かおる「イタズラなKiss」 (c)多田かおる/集英社(オフィシャルHP)の入江直樹役だろう。IQ200の天才・入江クンは、一見クールという彼のキャラクターにじつによくハマった。
 アリエル・リンとのコンビも好評で、パート2の制作も決定し、今年中に撮影される予定だ。新作『熱情仲夏(原作タイトル・ぴー夏がいっぱい)』も年内に台湾で放映されるはずだ。

 コミック原作のドラマで人気を得ているジョセフの役柄は、ふつうの男の子と言い切れないエキセントリックであることが多い。彼自身も、意識の持ち方・考え方などが独特で、写真集を出すにしても、例えば「配色事典」といったモデルの美しさ以外にも視点を置いた異色の企画を出すなど、既成のイメージ・枠をどんどん壊していこうという意欲を感じさせる。
 俳優としては、まだ発展途上だが、アイドルから性格俳優として他にない存在になる可能性も秘めているのでは? 今後の飛躍が気になるひとりだ。


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