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華流 行く年&来る年〜来る年:映画編 エディ・ポン初主演映画『6號出口』(3)

[2007年01月05日(金) /ライブ台湾]
華流ニュース 華流 行く年&来る年〜来る年:映画編 エディ・ポン初主演映画『6號出口』(3)
 『6號出口』

出演者達のQ&A動画

『6號出口』特集最終日の今日は昨年11月に行われた台北金馬影展でのワールドプレミアの模様をお届けします。
林監督による解説の他、動画で出演者達のQ&Aも撮ってありますのでお楽しみあれ!


林育賢監督インタビュー

>>> 監督
皆さんが笑っているのを見て、映画を楽しんでもらったと思っています。
この映画で、僕は皆さんが知っているのとは違うイメージの西門町を表現したかったのです。実は僕は西門町(台北の渋谷の様な街)に8年住んでいました。
当時は仕事もなく毎日が暇だったので、時間つぶしによくお年寄りと道の端に座りこんで道行く人を眺めていました。 本当に色んな人がいましたね。面白そうなおじさんや、変わった格好をした若者などなど。
でも、僕が受けた一番強い印象は、西門町にいる人は皆お互いを助け合って生きているということでした。いつかそれを映画で見せたいと思っていました。

>>> 観客A(女性)
監督、こんにちは。前作の長編ドキュメンタリー作品『ジャンプ!ボーイズ』と今回の作品では撮影の仕方ではどんな違いがありますか?

>>> 監督
今回の作品はちょっと変わっているかもしれません。撮影に入る前に僕は4人の主役に伝えました。2ヶ月の勉強時間を空けるようにと。
勉強といっても演技のレッスンではなくて、彼らに登場人物をよく理解してもらい役そのものになってもらうためでした。 例えば、エディ・ポンですね、彼の役は 范達音(ファン・ダーイン)という若者です。 僕はエディを実際に西門町に連れていって、ファン・ダーインだったらこういう店で朝食を食べるとかナンパをするならこの場所、ナンパした後はあそこに行くと細かく教えました。
阮經天(イーサン・ルアン)にも同じように教えましたよ。そうやって、2ヶ月間彼らには役になりきって生活をしてもらいました。
辰伶(オリビア)と劉荷娜(ユ・ハナ)の場合は、映画でのピアノを弾くシーンは少ないのですが、彼女たちにはピアノの猛練習をしてもらいました。
4人がそうやって登場人物そのものになってくれれば、僕は彼らの生活を撮るだけ、つまりドキュメンタリーを撮るのと同じです。 映画作品となっている点が前作と少し違う程度だと思います。

>>> 観客B(女性)
映画の中に頻繁に出てくる"フリーズ"という言葉の意味は何ですか?

>>> 監督
ネットを使う人たちの不満を封印して固めるということです。 彼女や彼らの親や周囲に対する不満ですね。
"フリーズ"という言葉は映画を通して出てくる言葉ですが、前へ進むための呪文でもあるのです。

>>> 司会者
一番難しかったシーンはありますか?

>>> 監督 あまりなかったですね。撮影は本当に楽しかったですから。 プロデューサーが僕にくれた時間はたっぷりありました。台湾国内の作品は大体一ヵ月以内に撮り終わらなくてはいけないのですが、僕は50日の時間をもらいました。
一日に2シーンとるだけでいいのです。とても嬉しかったですね。ただ、プロデューサーは大変だったみたいですよ。昼食後はすぐに別の仕事に向かって、夜にまた撮影現場に戻ったりしていました。それでも彼は、この映画は楽しく撮ろうと言ってくれました。
できれば、これからの台湾作品もこのように時間に余裕をもって撮影していくようになればいいなと思います。きっといい作品ができるはずだし。

>>> 観客B(女性)
脚本をかなり変えられたそうですが、結果には満足されていますか?

>>> 監督
あなたはどう思いました?(笑)
脚本家は僕の後輩です。構想を得てから彼と、あと他に2人の計4人で去年書き上げました。
当初は台湾国内の俳優だけで映画を考えていました。でも国内の俳優では、ユ・ハナのような、僕のイメージにピッタリの17、8才の女優がみつかりませんでした。
それで、海外の俳優を使おうと思って韓国と日本でオーディションを行いました。
同時に映画を海外市場にも押し出そうと思ったんです。 ユ・ハナに映画出演を依頼するとともに、彼女の事務所に共同制作を申し込んだら快く承諾してくれました。彼女の出演が決まったことで、登場人物の設定も変えました。台湾に住む韓国人という役なら、中国語が流暢でなくても観客には違和感を与えませんからね。
彼女には感謝しています。短い期間にも関わらずに、台湾の撮影環境に溶け込んで中国語を覚えてくれました。一ヵ月という短い期間なので会話には通訳が必要でしたけど、僕らの話す内容はほとんど聞き取れていたようですね。 例えば、おごるつもりで僕が「ハナ、何か飲むかい?」と聞いたらすぐに「遠慮します」と かえってきたこともありました(笑)
それから、映画の中で彼女とオリビアの二人が手紙をお互いに書くシーンがあります。
どうして裏切るような行為をしてしまったのか、心情を吐露して謝る手紙です。
10代の女の子がどういう内容の手紙を書くか、僕や脚本家には考えられませんでした。
そこで彼女に書いてもらった手紙を見た時、僕はとても感動しました。
素晴らしい内容なので彼女の言葉、つまり韓国語で伝えてもらおうと思ったのです。 そのあたりも脚本を少し変えましたね。 映画に出てくる手紙は本当に彼女が書いたものなんですよ。

>>> 観客C(女性)
  監督にとって、この映画が無事に完成した一番の理由は何だと思いますか?

>>> 監督
先に言わなくてはいけないのは、これは僕の初めての映画なのですべてが手探りでした。
撮影前の2ヶ月、出演者たちとじっくり話し合いました。年齢が似た者どうしでね(笑)
映画製作に関して、色んなスタッフに助けられました。例えば、美術の専門家 夏紹虞(シア・シャオユー)さんに、カメラマンの専門家 汪大勇(ワン・ダーヨン)さん、 プロデューサーの 黄江豊(ホアン・ジアンフォン)さん。おかげで僕は出演者たちのことを考えるだけでよかったので、撮影に集中できました。


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