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 東京フィルメックス最終日! イン・リャン監督が2年連続 審査員特別賞を受賞しました!

[2006年11月27日(月) /ライブ台湾]
華流ニュース  東京フィルメックス最終日! イン・リャン監督が2年連続 審査員特別賞を受賞しました!
ティーチ・インの模様
 

東京フィルメックス最終日!
最優秀作品は 『天国に行くにはまず死すべし』(タジキスタン/2006/95分/監督:ジャムシェド・ウスモノフ)。

審査員特別賞には 『アザー・ハーフ』(中国/2006/111分/監督・応亮<イン・リャン>)が昨年に続き受賞! 2年連続の審査員特別賞 受賞という快挙となりました。
賞金20万円と100万円相当の生フィルムが、イン・リャン監督に送られます。
監督は「ありがとうございます。次回作はフィルムで撮るか分かりませんが(笑)、とりあえず次の脚本は出来ています。皆さんの期待を裏切らない作品をつくりたいです」と笑顔でコメントをしていました。
中国の現実を、鋭い視線で撮り続けるイン・リャン監督。次回はどんな作品を見せてくれるのか期待したいですね!

クロージング作品 『黒眼圏』のヒロイン 陳湘★(チェン・シャンチー)さんのティーチ・インです。
“不思議”な作品を撮り続ける 蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の最新作『黒眼圏』、極端におさえられたセリフと、性をこえたあいまいな物語。見る人みんなに疑問をなげかける傑作です。

※文中の★は「王」に「其」を並べた字。

――― 忙しいスケジュールのなかを来日された チェン・シャンチーさんです。チェン・シャンチーさんは本日、日本へ来たばかりです。
チェン・シャンチー 皆さん、こんにちは。初めてフィルメックスに参加させていただきます。今回こうして参加でき、こんな大きな劇場で、こんなに多くの観客にツァイ・ミンリャン監督の最新作を見てもらってとても嬉しいです。ありがとうございます。
また、皆さんが熱心にみている姿を見て心から感動しました。
監督は仕事でヨーロッパにいるので、今回参加できませんが、監督に代わり私からお礼を申します。
観客A(男性) 監督の映画は毎回セリフが非常に少ないのですが、台本はどのようになっているのですか?
チェン 沢山の人はツァイ監督の脚本がどうなっているのか不思議に思うようですね。
確かに監督の脚本にはセリフは多く書かれていません。簡単な動作の指示と情況の説明だけです。
監督は作家監督と言った方がいいですね、監督には独特の風格があってそれを守って、発展していこうとしている方で、そういう監督にとって言葉はむしろコミュニケーションを邪魔するものだと思っているようです。今後の監督の作品にセリフが増えるかどうかは私には分かりませんが。
観客A(男性) チェン・シャンチーさんの役柄は前作の『河流』(邦題:河)とあまり変わらないようですが?
チェン 似ているようにみえるかもしれませんが、私は自分の演じた役柄は全て違うと思いますよ。
前作『河流』では、自由気ままで行動もさっぱりした役でしたけど、今回の役柄は小さな所に閉じ込められたネズミのような、李康生(リー・カンション)演じる男性の愛に飢えている役です。セリフが少ないので同じように見えるかもしれませんね。でもそれぞれ役は違うのです。
観客B(女性) “黒眼圏”という意味は?
チェン 英語の副題“I dont want sleep alone”という意味だと理解してもらった方がいいかもしれません。中国語の意味は、眼を殴られた時にできる黒アザのことです。
観客B(女性) あの蛾はどうやって撮影したのですか?
チェン あの蛾には、私としては是非最優秀動物演技賞をあげたいくらいです。あの蛾が出てくるシーンは実写で、ワンテイクで撮影されたものです。本当に自然にあそこにとまったんですよ。
観客C(男性) マレーシアで撮影されたとの事ですが、台湾での撮影との違いはありましたか?
チェン マレーシアでの撮影は大変でした。何しろ毎日とても暑かったからです。特に私の役は屋根裏に住んでいる設定でしたから、狭くて熱くて大変でした。しかも働いていたあのレストラにはウサギくらいの大きさのネズミが沢山いたんですよ。
でも、私とリー・カンションにとっては、つらい環境に住む人を演じるという面でプラスになりましたね。
――― 底に水がある、あの大きな建物は撮影用に作ったものですか?
チェン あれは実際にある建物です。1990年時代は、マレーシアでは建設ラッシュだったのですが、アジア経済が破綻してから建設途中に放置されたものです。
それから長い間、誰も足を踏み入れずそのままになっていて、雨水があのように底にたまっているんです。私は初めてあそこに行った時、とても不思議な建物でオペラハウスのようだという印象を受けました。一番高い所から、水のたまった下を見るとあの黒々とした水がまるで眼のように見えました。
観客D(女性) リー・カンションさんが来日する時に拝見すると、とてもシャイな方に見えるのですが、実際はどういう方なのですか?
チェン 彼はあんまり話さない人ですね。だから彼といる時は私がずっと話しているんですよ。そうしないと、気まずいので。
でも、彼はツァイ・ミンリャン監督にとっては映画製作のミューズなんです。リー・カンションの持っている独特の雰囲気や性格が、監督にインスピレーションを与えているのです。
それに彼は細かい事を気にしない、とても自然体な人なので、監督にとって、彼が側にいると落ち着くのだと思います。
今話したのは、私から見た李康生さんですけどね。
――― 『黒眼圏』は日本では来春に渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される予定です。見る度に新しい発見がある作品ですので、また是非ご覧になってみて下さい。

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