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初長編作品にもかかわらず、完成度の高さで話題の『ワイルドサイドを歩け』ハン・ジエ監督のティーチ・イン!

[2006年11月27日(月) /ライブ台湾]
華流ニュース 初長編作品にもかかわらず、完成度の高さで話題の『ワイルドサイドを歩け』ハン・ジエ監督のティーチ・イン!
ティーチ・インの模様
 

中国北部の炭鉱の村に住む若者3人の希望と絶望。スピード感あふれる映像と心に染みる独特の音楽で、中国の次の時代を担う新しい監督の出現を確信!
ハン・ジエ監督は、言葉をつむぎ出すようにゆっくりと皆さんの質問に答えていました。

――― 監督から一言ご挨拶を。
監督 今日はここで皆さんに、私の初めての長編 第一作を見て頂けて大変嬉しく思います。是非皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
――― この作品を作るキッカケは?
監督 私が中学生だった時に、映画にあるように悪ガキ達が学校にのりこんで来まして、同級生が殴られたんですね。その時のイメージが強烈にありまして、そこから様々なイメージを膨らましてこの作品となりました。
大きくなってから、昔の悪ガキどもに会いましたが、彼らも成長しており今は家庭思いのいい大人になっていました。でも、私の心の中には今でも、あの頃の彼らの勇敢さや友情に対する熱い思いがずっと印象に残っていて、いつか映画にしたいと思っていました。
同時にこの映画は自分の少年時代を振り返る作品でもあります。
観客A(男性) 音楽がとてもすばらしかったのですが、特に配慮されたのですか?
監督 私のスタッフはほとんど経験の浅い新人です。音楽を担当してくれたのも、今まで映画音楽を手がけた事のない私の友人です。彼はこれまで広告とかの仕事をしていた人です。
私が彼に要求したのは、主人公が危険な目にあっていく宿命をうまく表現できるように、また若者たちの楽しげな姿を同時にあらわせるような曲にして欲しいと言いました。
若い人がもつ独特のロマンチックな感じの中にも、宿命から逃れられないメランコリックな感じ、痛みのようなものを表現するような曲を要求したんです。だからこの曲はロマンチックではあるけど、寂しげな雰囲気もあり、私はとても満足しています。
観客A(男性) 脚本は最初から用意されていたのですか?
監督 脚本は、私のインスピレーションを基に、自分の故郷に戻り友人を取材し、彼らの苦しい生活の様子も盛り込ませつつ、客観的に書きました。脚本ができるまでに8ヶ月かかりました。
撮影中にもさまざまに書き直し、割と柔軟に現場で脚本を変えていきました。
観客B(男性) とてもすばらしい映画でした。この映画は中国で公開されましたか?
監督 脚本を書き終えた段階で政府の審査に送ったのですが、映画の中にある学校での暴力シーンがある点と、個人が経営する炭鉱を描いている点で、審査ではねつけられました。今の所、また送るつもりもありません。そのような状態で撮影に入ったのですが、ある人が私にこう助言をくれました。これは君の長編第一作なのだから、あまり色々考えず好きなように撮れと。
それで私は審査のことも気にせず撮るようにしました。
観客B(男性) 実際に出演された方たちや観た方たちの意見で、監督が印象に残ったのは?
監督 この作品をいろんな都市の映画の愛好家たちに見てもらい、とてもいい評価をもらいました。
また、映画に出演してくれた方たちの家族や友人にもみてもらいましたが、自分の生活にあまりに近く、あたり前のことだったので映画を見ているという感じはなかったようです。
ただ、青少年のさまざまな問題が描かれているので、家族の方たちは少し悲しい気分になったようでした。
観客C(女性) 主役の方がとても印象的でしたけど、彼はどういう人ですか?演技指導はどのように?
監督 実は主役は別の人を用意していたのですが、撮影前に彼の母親から息子が強盗で捕まったと連絡をもらいました。ショックを受けましたね。
撮影はもう間近でしたので、ひどく焦りました。そんなある日、若者が集まるインターネットカフェで、彼女と一緒に遊びに来ているこの少年を見つけました。
彼と少し話をしてみると、彼は私の脚本の主役よりももっと色んな経験をしていると分かり、非常におもしろい人物だと思いました。
撮影に入ってから私たちはなるべく彼が緊張しないようにと、映画とは関係ないおしゃべりをしたりしましたが、彼は割りとスムーズに現場に溶け込んでいました。彼にとってはゲーム感覚で演技を楽しんでいたようですね。
――― どうもありがとうございました。

  

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