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『Silence〜深情密碼〜』特集Vol 4:   ウェイイー役 ヴィック・チョウに聞く

[2006年11月18日(土) / ライブ台湾/稲見 公仁子]
華流ニュース 『Silence〜深情密碼〜』特集Vol 4:   ウェイイー役 ヴィック・チョウに聞く
 ヴィック・チョウ
『Silence〜深情密碼〜』特集、最後のトリは、ウェイイー役 ヴィック・チョウさんとの単独インタビューの模様です。

――ウェイイーとシェンシェンの運命の愛についてどう思いますか?

「僕は、これは出会いによって思い出が甦ったという話だと思っています。このふたりは、13年前にお互いに好きだったけれど、互いに幼く、愛だと確信が持てなかったので、次第にその気持ちは薄れていきました。僕が演じたウェイイーが彼女とのことを覚えていたのは、父親の影がひじょうに強く辛い思いを抱いていて、わずか数日のことであっても、唯一、彼女といるときが幸せな時間だったから、だから、大人になっても覚えていたんです。このへんの展開はよくある話で、皆さんもどうなったか想像できるでしょうが、脚本の描き方には注目していただきたいですね。演出手法も新しくて、すごくいいなと思っています」

――あと3ヶ月で愛する人より先に逝くというのがわかっている。そういうところでの愛のあり方についてはいかがですか?

「どんな人でも余命3ヶ月と宣告されたときには、精神的に動揺しますよね。ウェイイーも、おそらく最初にそう聞いたときには、怖いと感じ、ここから逃げ出したくなった。この事実をどうしても受け入れられないと。そういう気持ちがだんだん強くなるに従って、だんだん苛立って感情的になっていくのです。でも、ウェイイーは、このままではいずれ自分は後悔することになると気付きます。そして、次第に人の気持ちを思いやるようになるのです。果たして、自分は今まで他人や家族に関心を持って接していたかどうか、フィアンセに対してもどうだったろうかと。また、13年前の少女との美しい思い出に立ち返り、再会した彼女と向き合います。つまり、優しい気持ちで関心を持って他人に接することを考えるようになるわけなんです。最後に彼は重大な決断をするんですよ。人を愛するということは、仮に1日2日であっても10年20年であっても、ある種無償の愛を与えることではないかと、そういうことをウェイイーは3ヶ月で見せてくれた。これは悲劇ですが、人生について考え直させてくれるドラマですね」

――今回一緒に来日したワン・チュアンイーさんについて、記者会見では金鐘奬で最優秀助演男優賞を獲った男優だと大プッシュでしたね。

「『Silence〜深情密碼〜』でのチュアンイーは助演という位置づけにあります。主役については、どういうキャラクターなのかも精神状態も、何を語る存在なのかも脚本に明確に書かれていて把握しやすいんです。でも、彼の役はちょっと違います。そう容易な役ではないと思います。いくつかの簡単なセリフで自分の過去や周辺のことを語ることはできても、それ以外のセリフがなく、あとは全て(言葉以外の)演技で表現しなければならないのです。彼は、19歳という役を実に素晴らしく、本当に見事に演じました。もうひとつ、彼の役の難しいところは、他人のフィアンセを横恋慕するような、割とイヤな部分のある役。少しやりすぎるとイヤなヤツになるし、足りないとダメだし、でも、それを理解者という姿でうまく表現したので、彼はすごいと思います」

『Silence〜深情密碼〜』特集、お楽しみ頂けましたか?本特集、終了です。

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