ホームニュース > 記事

ディラン・クォ の映画デビュー作『雨音にきみを想う』、11月18日(土)劇場公開!

[2006年11月14日(火) / ライブ台湾/稲見 公仁子]
華流ニュース ディラン・クォ の映画デビュー作『雨音にきみを想う』、11月18日(土)劇場公開!
 
 初夏にオムニバス映画『BLACK NIGHT』で日本のスクリーンにデビューしたディラン。順番は逆になってしまったが、それより1年前の彼本来のスクリーンデビュー作である香港映画『雨音にきみを想う』がついに公開される。インタビューの場に現れたディランは、じつに気さくな青年だった。 「僕はジョー・マ監督の作品のファンで学生時代から(好んで)見ていたし、こういう悲劇的な話も好きだから、出演依頼を受けたとき、とても嬉しかった」  そんなディランが演じたのは、台湾から香港に渡った一匹狼の泥棒・チョッカン。仕事中に迷子の幼い少女を見つけ、その少女の叔母であるシウヤウ(フィオナ・シッ)に出会う。寝たきりの兄とその娘とともに、自身も遺伝性の難病を抱えながら暮らすシウヤウとチョッカンは次第に惹かれて合っていく。この切ない切ないラブストーリー、ディランにとって初の映画ということでの困難は当然あった。

「それまでの仕事はテレビドラマだったので、ややオーバーアクションで現実から若干離れた演技が必要だったけど、映画はすごくリアルな演技が必要で、その違いが大きかった。監督にずいぶん注意されました。あと、広東語。台本も読めないし、セリフもきちんとした発音で言えないし、コミュニケーションもとれない。それがいちばん大変だった」
 とは言うものの、できあがった作品からは、そんな苦労は微塵も見えない。
「やはり広東語のセリフで最後まで演じられたことに達成感を感じました」
 と無事克服。もうひとつ気になるのは、ディランといえば誰しもが『アウトサイダー』のユーハオを想わずにはいられない、そのイメージを払拭した演技をするために、どんな点に留意したのかということ。
「ユーハオは学生なので、チョッカンに比べると、友達もいるし、もっともっと開放的な性格。先生に反抗したり衝動的なことをしたりする。それに対して、チョッカンはもっともっと内にこもっていて、衝動的に何かをすることはないし、本当に孤独で心を打ち明けられる人が少ない。盗みをしたりヤクザと関係するけれど、ユーハオとは出発点は違うはず。あと、ユーハオは自分の恋人を自分の世界に引き込むことに躊躇いはないけど、チョッカンはぜったいそれはしようとしなかった。そういうところで演じ分けをしたつもり」
 そうディランは2つのキャラクターを分析して取り組んだ。自分の世界に愛する人を引き入れなかったチョッカンの思いは、 「俳優の仕事のために犠牲を払うのも厭わないけれど、自由の無さにはまだ慣れない。自分だけならまだしも、家族や彼女にも影響が出ている。その部分にはいまだに慣れない」
 と語る素のディランに似ている。実際、ディランは、チョッカンの友や愛する人を大切にする心や思いを内面に秘めて行動するところに自分との共通点を感じたそう。取材の合い間に美味しいパイナップルケーキの店を教えてくれる気さくなディランと、クールなチョッカンにギャップはあるが、その奥には紛れもなく共通点があると感じずにはいられなかった。

『雨音にきみを想う』は、11月18日より新宿武蔵野館にてロードショー(全国順次公開)


台湾から天然水を緊急輸入
オススメ情報

本サイトに掲載されている全ての情報の無断転載を禁じます。
ヘルプ お問い合わせ